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今回は、けん引、積載移動時に必須な固縛についてです。レッキング装置は車輪を持ち上げるいわゆるホイールリフトが主流となって久しいのですが、リフトした車輪を固定するのにはチェーンではなくナイロン製のバンドを使用する方が安全、確実で、ホイールへのダメージも回避できます。 |
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ラッソーストラップ
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図1
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図2
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○ナイロン製のベルトと、ラチェットバインダーのセット(図1)
○バインダー固定フック(引掛け部分)は、使用箇所に合わせて色々な種類があります(図2)
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図3
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○また、ベルト先端にスチール製のリングが付いており、リングをフックなどに引っ掛けて使用する事や、リング内にベルトを通し、輪のようにして使用する事も出来ます。(図3)
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レッカーけん引時の固縛 |
〈タイヤがパンクしていない場合〉 |
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○通常は、上記図3のようにリングにベルトを通し、Yの字型にタイヤに掛けて固定します。バインダー固定形状によってドーリーにも使用できます。弊社では、落下事故防止の為にドーリー用にラッソーストラップを必ず使用しています。 |
〈パンクしている場合〉 |
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図4 |
図5 |
図6 |
○パンクしている場合、Yの字型に固縛するとベルトのわっかが上手くタイヤをホールドする事が出来ず、けん引途中でベルトの緩みや、最悪の場合抜け落ちてしまう事があり、安心してけん引移動する事ができません。(図4)
○そこで、レッキングのアウターチューブへベルト先端のリングを引っ掛け、ロアアームの下からストラッットの裏側を通してタイヤ上部から引き出し、最後にバインダーで固縛するとしっかりと固定できます(図5)
○足回りへベルトを通す際、ブレーキホース、ABS配線等を巻き込まないように注意が必要です(図6)
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積載時の固縛 |
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○積載時、後方への固縛もラッソーストラップを使うと傷を付けずに確実に固定出来ます。
ホイールへベルトを掛け、リングを通してバインダーで締めます。近年、けん引フックではなくIボルトの
車両が多くなってきましたが、この方法ならボルトなしで固縛が簡単に、傷をつけずに行う事が可能です。
(※ホイールの種類によっては、バンドを通す所に布などの養生が必要な場合があります)
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※ ☆さまざまな用途に合わせて、各種ストラップ、バインダーを取り揃えております。弊社 東京SHOWCASEへお問い合わせください。 |